欧州が直面するエネルギー危機、脱原発巡る分断浮き彫りに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-10/R6WT2VT0AFB401
全ての原子炉を廃止する。2011年の福島第1原子力発電所の事故を受け、ドイツのメルケル首相(当時)が大胆な決断を下すと、反原発を訴える活動家らは歓喜に沸いた。

  誰も予測し得なかったのは欧州がその後、過去最悪のエネルギー危機に見舞われることだった。廃炉宣言から10年を経て、ドイツではすでにほぼ全ての原発が停止している。残りも22年末までに停止される予定だが、これは最悪のタイミングだ。

  電力の卸売価格は現在、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期に比べて4倍以上に急騰している。
各国政府は電気料金の高騰に直面する市民や産業界を支える緊急措置の実施を迫られたが、ウクライナ情勢が一段と緊迫化すれば状況はさらに悪化する恐れがある。

いかそーす