「去年は不祥事が多かったので、今年は何事もなくと思っていたんですが、まさか今度は幹部が逮捕されるとは思いもしませんでした。会社には苦情の電話が殺到していて、関係者は対応に追われています」(テレビ朝日社員)

2月8日、まさかの事態にテレビ朝日に激震が走った。セールスプロモーション局ソリューション推進部の部長、三田研人容疑者(49)が詐欺容疑で大阪府警に逮捕されたのだ。中小企業18社がITツールを導入したと偽って申請し、国から補助金900万円を騙し取った容疑で、中小企業のIT化を推進するために作られた国の制度を悪用するものだった。

「虚偽の申請をした中小企業18社は、ほとんどが三田容疑者が代表などを務めていました。この申請で得た不正受給は、総額で2億円近くに上ると見られています」(府警担当記者)

関係者によると、テレビ朝日の部長職は年収2000万円近くとみられている。詐欺罪は有罪になると、10年以下の懲役と重い罰則が定められていて、なぜ悪事に手を染めてまで、補助金が必要だったのかは謎に包まれている。

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