カーリングは「最もミステリアスなスポーツ」と称されることがある。

カーリングの石の素材は花崗岩(かこうがん)で、重さ約20キロ。投じた石に回転を加えることで、野球の変化球のように右や左に曲がっていく。

ただ、この曲がる原理がまだ正確に解明されていない。例えば、コップを回転させて机の上を滑らせると、時計回り(右回転)なら左、反時計回り(左回転)なら右に曲がっていく。一方で、カーリングの石は回転方向と同じ向きへと曲がっていく。右回転なら右へ、左回転なら左へ、という具合だ。

回転した石の片側の氷が少し解けるため、薄い水の膜ができて、その方向に曲がるという見立てもあるが、定説はない。(室田賢)

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c3fcd92d2be373d570b3aa0459ddfb7faa2aca6