奇しくも同日、米国内のTwitter上でもとある議員の珍発言が物議を醸していた。トレンドに上がっていたワードは「Gazpacho」(ガスパチョ)。
ちなみに、ガスパチョはスペイン・ポルトガルで食べられている冷製スープだ。

 AFP通信は10日、ワシントン発で記事『Soup Nazis? Pro-Trump lawmaker mocked over ‘gazpacho’ police』を配信(下記ツイート参照)。
ドナルド・トランプ前大統領の支持者として知られる共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員が、今週火曜日に配信された動画「OneAmerica News」で、
2021年1月6日に発生したアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件の容疑者を収容するワシントン刑務所を「DC Gulag」と述べ、議事堂の警備を担当している警察に対し、次のように述べたのだという。

「Nancy Pelosi’s gazpacho police spying on members of Congress.」

<ナンシー・ペロシ(米下院議長・民主党)のガスパチョ警察が議員をスパイしている>

この騒動に関し、英ガーディアン紙も9日、記事『Gazpacho police’: Nazi gaffe lands Republican congresswoman in the soup』で報じた。
これらの報道によると、グリーン議員は悪名高いナチス・ドイツの秘密警察「ゲシュタポ(Gestapo)」と「ガスパチョ」を混同していたのだという。

日本駐在の米メディア関係者はため息をつき、以下のように語った。

「この混同発言で、グリーン議員は米国のTwitter上ではすっかりジョークの種にされています。
補足するのであれば、『OneAmerica News』での発言は、ここのところトランプ派の共和党議員が主張している議事堂警察による議員室への立ち入りをめぐる抗議活動の一環として行われたものです。
https://www.google.com/amp/s/biz-journal.jp/2022/02/post_279049.html/amp

ガスパチョ
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