高梨がスキー連盟に「検査、いつもと違った」と回答


北京冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ混合団体でスーツの規定違反で失格となった女子の高梨沙羅(25)=クラレ=が
全日本スキー連盟(SAJ)の聞き取りに対して「検査方法がいつもと違った」とした趣旨の回答をしていることが分かった。SAJは国際スキー連盟(FIS)に
意見書などを送付する方針。スキー日本チームの斉藤智治監督が10日、張家口で明らかにした。

高梨は7日の混合団体で、スーツの太もも回りが規定より2センチ大きいとして、1回目の成績が無効となった。斉藤監督によると、
飛躍後の検査で通常はスパッツをはいたまま太ももを測定されるが、違反となった際には、スパッツを脱がされたと高梨が回答。
腕も通常は体から30センチほど離した位置まで広げて検査を受けるが、万歳するように求められた。高梨は検査方法が違うとしてやり直しを求めたが、受け入れられなかったと話しているという。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220210-LQGXNY3PZBKU5PNAR5VYXDPLDQ/