『本当は怖い昭和30年代』 - HONZ|WEB本の雑誌
http://www.webdoku.jp/honz/kurishita/2012/0926100000.html
例えば最近はロリコン野郎の犯罪が目立つ気がするが昭和30年代には敵わない。「児童ポルノどころか幼女レイプも日常茶飯事」という項目によると、平成17年の幼児(小学生以下)のレイプ被害者は41人。一方、昭和34−39年までは常に毎年400人以上を記録したという。児童の数自体に違いがあるとはいえ、異常といえるほど多い気もする。「当時残っていたのは人情ではなく欲情だ」とまとめているが上手すぎるシメである。
最近は幼児が殺される事件も少なくないが、昭和30年代には敵わない。昭和30年に事件に遭い、殺された幼児の人数は437人で平成21年の12倍。人口構成比を踏まえてもやはり多い。当時は幼児が幼児を殺すケースも目立ち、5歳と6歳の男の子が近所の民家から赤ちゃんを連れ出し、荒縄で縛って40メートル引きずった挙げ句、溝に突き落として殺すという怖すぎる事件も起きている。