身体概念「心の中の身体」は脳内に1つではないことが判明、東北大が確認
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220119-2252380/
東北大学は1月14日、身体概念である「心の中の身体」は、約1世紀前から信じられてきた
脳内に1つだけ存在するという考えは間違いで、実際には複数あることが明らかとなったことを発表した。
同成果は、東北大大学院 情報科学研究科の松宮一道教授によるもの。
詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載される予定となっている。
運動機能障害を有する患者は、心の中で感じている自分の手や足に異常が生じており、
この「心の中の身体」の回復が運動機能障害を克服する鍵を握っているとされるが、
従来のリハビリテーションでは、そうした「心の中の身体」の回復までは考慮されていないため、その効果が治療的介入では持続しないと考えられている。