8月にねぷた、ねぶた合同運行計画/弘前市
弘前ねぷたが文献に登場してから300年の節目となる2022年に実施する「弘前ねぷた300年祭」について、
弘前市が県内外のねぷた、ねぶたによる合同運行を関係自治体に呼び掛け企画していることが10日、分かった。
弘前市、青森市、五所川原市、弘前市の友好都市と8月の開催に向けて調整する方針で、
市はこのほか記念シンポジウムやPR動画の制作などにより、ねぷたの歴史や魅力を伝える事業を年間を通じて実施する。
市は「弘前ねぷた300年祭開催事業」経費として2800万円を22年度一般会計予算案に計上した。
市によると、事業では(1)伝統継承(2)担い手育成(3)誘客(4)ねぷたの知名度向上−の四つを柱に据えており、
合同運行の企画のほか、歴史を振り返る動画などを制作する見通し。
弘前市など関係団体5者は300年祭の実行委員会を組織しており、さまざまな検討を進めていく方針だ。
担当する市観光課の早坂謙丞課長は「300年という節目の年に、先人たちが培ってきた歴史、伝統、文化を振り返りながら、
100年、200年と継承していくためにさまざまな企画で盛り上げていきたい」と述べた。
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2022/02/69074.html