ウクライナ東部親ロ地域の独立承認案、下院の採決延期も=議長
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-separatists-idJPKBN2KG1GV
[モスクワ 11日 ロイター] - ロシア議会下院のボロジン議長は11日、ウクライナ東部の親ロシア派が支配する2地域を独立国家として承認する案について、政府の見解を求める可能性があると述べた。

下院の一部議員は、ウクライナ東部の親ロシア支配地域を独立国家と承認するようプーチン大統領に要請する案を提出。議会は14日に同案の採決日を設定することになっていた。

親ロシア支配地域を独立国家と認定すれば、ウクライナ情勢は一段と緊迫化することが予想される。

ボロジン議長は11日発表した声明で「これは非常に深刻で重要な問題だ。市民らの命の保護が重要だ」と述べた。

下院は14日に、提案に関する見解をまず外務省やその他政府機関に求めるのか決定する予定。議長によると、提案の即採決を要求しているのは、450議席中85議席を占める共産党と公正ロシアの2政党。