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ベック個展『BAROQUE』開催
【ベック個展】マイノリティや様々な境遇をもつ人物をモチーフに絵画を制作
ベック・ヒョワン個展『BAROQUE』http://al-tokyo.blogspot.com/2019/10/baroque.html 個展を開催するのは今回で2回目となるが、今回の展示タイトルである「baroque (バロック)」は、「歪んだ真珠」を意味するbarrocoというポルトガル語が語源となっている。
「人間という矛盾した存在を絵で描きたい」と語るベックは、今展に向けて、マイノリティや様々な境遇をもつ人物をモチーフに絵画を制作してきた。人間の矛盾という重厚なテーマを持ちながら優しい色合いに満ちた彼女の絵画は、彼女が人や世界に向ける眼差しそのものだ。ベックの絵画作品は、その褪せていながらも豊かな色彩によって成り立っている。中間色の繊細な色味による筆触は自然の音やアンビエントミュージックのように独特の浮遊感があり、それらは展示空間の中で静かに反響することとなるだろう。
同時に、意図して絵画の中に残された余白には、鑑賞者の想像力が入り込む余地が与えられ、どこまでも広がっていくような空間性を感じさせられる。人物や背景を緩やかに形作りながらその空白の中を動き回る自由な線によって、彼女の絵画には揺らめきと移ろいが生まれる。
【本人コメント】一貫して人物というモチーフに向き合い作品制作を続けてきた新作を是非ご覧になって頂きたいです!!