米国セレブ界の「年上女性」と「モテ男」スターカップル
ここ数年、米国のセレブ界では、女性が10歳以上年上のスターカップルが目立っている。それも、
ウィークエンドのように、芸能界きっての「モテ男」とされるアラサーの男性たちが一回り上となる
アラフォー女性スターと関係を築いているのだ。
たとえば、1992年生まれの29歳歌手ニック・ジョナス。ジョナス・ブラザーズとして人気を博した
2000年代には、マイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスといった同世代ディズニーアイドルと立て続けに
交際してきたが、2018年、10歳年上となる39歳のインド人女優プリヤンカー・チョープラーと結婚した。
ワン・ダイレクションとしてアイドル的人気を博した英国歌手ハリー・スタイルズにしても、歌手テイラー・
スウィフトらと浮名を流してきたが、28歳となった現在、9歳上である37歳の女優兼映画監督オリヴィア・
ワイルドとの交際に落ち着いている。
・米国では年上妻が急速に増加中
スターカップルたちの動向は、多少なりとも世相を反映しているようだ。アメリカ社会では、妻が年上の
異性婚が急増傾向にある。国立家族結婚研究センター2015年調査によると、妻が夫よりも2歳以上年上の
夫婦は50年間で67%増えたそうだ。
2010年から2016年にかけては、夫が妻の同年齢以下である初婚ケースが推定34%から37%以上へと上昇。
近しい年齢間での異性婚が増え、年上夫が減少するなか、年上妻は急速に増加中とされる。
「年上女性」トレンドを特集するマスメディアも増えていっている。そこで、女性が年上のカップルの増加
要因として挙げられるのは、女性の社会進出だ。キャリアある成人女性が増えたため、パートナー男性の
経済力が以前ほど重視されなくなったとも語られている。
実際、ピュー研究所調査「女性が男性よりも稼いでいる既婚または同棲カップル」の割合は、1980年では
12%に過ぎなかったが、2017年では28%であり「男女同等の稼ぎ」組も入れると3割にのぼる(他方で、
非高学歴層の非婚化など、異性婚にまつわる社会問題は積み重なっている)。
年上女性を、男性サイドが能動的に選んでいるとの見方もある。2021年Today調査では、9割近くの男性が
10歳以上年上との交際に関心があると回答した。実際に年上女性とつきあっている男性の声としては
「心理戦ばかりになる若年女性と違って疲れない」「年上パートナーは精神的、経済的にも自立していて、
就労者としても先輩であるため成長できる」といった意見が挙がっている。
https://news.livedoor.com/article/detail/21670627/