アベノマスクを雑巾や苗床に…厚労相「少し違う気がする」 政府は感染対策に推奨せず

https://www.google.com/amp/s/www.tokyo-np.co.jp/amp/article/158874

政府が新型コロナウイルス対策で調達した布製の「アベノマスク」を巡り、後藤茂之厚生労働相は7日の衆院予算委員会で、マスク以外の利用法は適切でないとの見解を示した。アベノマスクには大量の配布希望が寄せられているが、政府は感染対策に布マスクを推奨しておらず、会員制交流サイト(SNS)上などで「雑巾」「野菜栽培の苗床」などさまざまな活用法が提案されていた。
 立憲民主党の小川淳也政調会長は、ネット上で取り沙汰されている使い道を挙げ「有効な使い方か」と質問。後藤氏は「少なくとも使い捨て雑巾や栽培に使われるのは、有用とは少し違う気がする」と答えた。
 後藤氏は、アベノマスクの使い方として「不織布マスクの内側にガーゼを当てて着け心地が良くなるとか、いろいろな工夫はある」と例示。小川氏は「だったら大臣が率先してやってください」と反論した。
 アベノマスクは約8000万枚の在庫に約37万件、推計2億8000万枚以上の配布申請があった。小川氏は「感染症対策に使えないマスクを配送するのは愚策にもほどがある」と批判。岸田文雄首相は「有効利用していただけるなら意味があるのではないか」と反論した。