避難訓練、深夜バイト不参加か 昨年9月昼すぎ実施 新潟工場火災
https://news.yahoo.co.jp/articles/91bc64e5824d74c696d85432d2077143424f997b
 
新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場で6人が死亡した火災で、
従業員を対象とした避難訓練が昨年9月に実施されていたことが16日、関係者への取材で分かった。

火災では深夜の清掃アルバイトらが死亡したが、訓練は日中に行われており、参加できなかった可能性がある。

県警は業務上過失致死容疑で同社本社(新潟市)などを家宅捜索し、
安全管理体制に不備がなかったかなどを調べている。

同社の説明によると、直近の避難訓練は昨年9月に午後1時から30分間実施された。
担当者は「その時間に働いていた人は参加していたという報告がある」と話した。
職員が避難経路図を使い、指導したこともあったという。

火災で死亡した6人のうち、68〜73歳の女性4人は清掃担当のアルバイトだった。
工場の清掃は昼と夜でシフトが分かれており、夜間は午後9時以降に行われていた。

荒川工場で働いていた元従業員によると、訓練は年2回あった。
アルバイトに訓練のマニュアルは配られず、避難経路の説明もなかったという。

同社の担当者は「雇用形態によって、避難訓練がないということは絶対にない。
勤務時間と合わず、避難訓練に参加ができていないということが過去にはあった」と話した。