（台北中央社）日本政府が感染リスクが高くない国や地域からの入国者を対象に、待機期間を3日間に短縮する方向で調整に入ったと日本メディアで報じられたのを受け、
中央感染症指揮センターの陳時中（ちんじちゅう）指揮官は16日の記者会見で、台湾が日本からの入国者に同等の措置を適用するのは「双方の感染状況が同程度になってからになるだろう」との見方を示した。
16日付の読売新聞（電子版）によると、日本政府は新型コロナウイルスの水際対策を3月から緩和し、感染リスクが高いとして指定施設での待機を求めている国・地域以外からの帰国・入国者の待機期間を3日間に短縮する方針。
台湾は16日現在、指定施設での待機を求める国・地域に含まれていない。
陳氏は「日本が台湾を待機（期間）3日間のリストに入れたことに感謝する」と述べ、「日本が台湾の防疫を信頼していることの表れだ」とした。
一方、将来的に日本からの入国者に同等の措置を取るのかに関しては、日本のここ数日の感染者数が1日当たり最高で10万人近くに達していることに触れた上で、
台湾の感染者数はこれに比べてかなり少ないとし、今後も日本の感染状況について観察を続けていく必要があると語った。
台湾で16日に発表された感染者は国内感染が14人、海外に行動歴がある輸入症例は53人だった。
https://japan.focustaiwan.tw/politics/202202160013
