https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20220214/4000016346.html

次の特別展に向け作品を搬入 休館中の県立美術館で

新型コロナウイルスの感染拡大によるまん延防止等重点措置の適用を受けて、広島市にある広島県立美術館は現在、休館中ですが、次の特別展の開催に向けて、14日、作品の搬入作業が行われました。

広島市中区の広島県立美術館は、まん延防止等重点措置の適用を受けて、先月11日から臨時休館しています。
14日は、当初16日から予定していた特別展「第68回日本伝統工芸展」の開催に向けて準備作業が行われ、人間国宝の作品から期待の若手の作品までおよそ280点が展示室に運び込まれました。
中には、広島市出身の若手作家が制作した漆塗りの箱のふたの部分に、銀の板をくり抜いてスズメバチをあしらった作品もあり、厳重に包装された箱から取り出されたあと、展示ケースに収納されました。
広島県立美術館の藤崎綾学芸員は、「再び開館するのがいつになるかわかりませんが、開館したらすぐに見てもらえるように準備していきたいです」と話していました。
この特別展は、美術館が再開ししだい開催する見通しだということです。