「仕事でつらいと思う状況」について聞いたところ、「報連相するとき」が78人でトップに。2位以下は「職場に馴染みにくいとき」57人、「顧客対応するとき」55人、「質問したいとき」47人─と、自ら人に話しかける場面でストレスを感じる人が多いことが分かった。

報連相にストレスを感じる理由では、「話しかけるタイミングなどに気を遣うため、とにかく疲れる」(20代女性)、「上司への連絡や報告がうまくできず、何度も怒られた」(40代、男性)といった声が寄せられた。中には、「ミスの報告が遅れて大きな問題に発展したときがとてもツラかった」という体験談もあった。

「職場に馴染みにくい」と答えた人の中には「周りの人が和気あいあいとしているのを見ると疎外感があり、自分はこの会社にとって価値があるのかと悩む」(20代女性)などの声も。顧客対応時のストレスでは、「接客時は常に緊張状態」「どもってしまう」「顧客との関係構築が上手な同僚と比べてしまいツライ」という回答も寄せられた。

会話そのものにストレスを感じる人も多く、「会話を交わすたびに疲れるので、仕事が終わる頃にはクタクタで気分も落ち込む」(10代男性)、「人に会うこと、話すこと自体がストレスになってしまい、本来の目的に集中できず負担が増す」(30代男性)、さらには「目を見て話せない」「沈黙が怖い」「会話に緊張してしまい、話したいことを忘れる」というケースもあった。

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実際に経験した「人見知りの人に向いている仕事」については、「工場・製造」が127人と他を大きく引き離して最多となった。「黙々と作業でき、報告さえできればあとはなんとかなる」(20代女性)、「向き合うのが機械で、人と接する時間が少なくてすむから」(30代男性)など、会話の少なさや自分のペースで作業できる点が理由に挙がった。

2位以下も同じような理由で、「データ入力」50人、「事務」49人、「倉庫・軽作業」47人と続いた。7位に「接客・飲食」、8位に「コールセンター」と意外な職種もランクインしていたが、「マニュアル通りにすれば良い」「電話越しの業務なので人見知りを発動しない」という点でさほどのストレスにはならないといった声が多く、中には「人見知り克服のためには良い環境」という前向きな意見もあった。

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