〈初公判で爆弾証言〉蝋燭を垂らし、バイブを…汚職警察官に堕ちた神奈川県警“凄腕刑事”の暴挙
https://news.yahoo.co.jp/articles/e084ed9eed69d9dda2044fd77d4159a5f2153795

 葬儀会社から賄賂を受け取ったとして受託収賄の罪に問われている神奈川県警の元警部補・加藤聖被告(48)。
2月15日に横浜地裁で初公判が開かれ、加藤被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。その上で、
「神奈川県警はどこの警察署でも葬儀会社から金券をもらっていた」と”爆弾証言”。警察関係者に衝撃が走っている。

県立高校を卒業後に警察学校に入校した加藤。県警では、本部の捜査一課や相模原署、厚木署で強行犯捜査などを担当してきた。
「剣道の有段者で、身長も185センチ以上あります。あだ名は“ラオウ”。機転も利くので被疑者の取り調べがうまく、
調書を書かせてもピカ一です。彼の機動隊は職務質問からの犯罪検挙件数が抜群に多く、表彰されたこともあった。
県警幹部にも気に入られ、治安が悪い地域の所轄に送り込まれては活躍してきました」(県警関係者)  だが、“凄腕刑事”の顔を持つ一方、問題行動を繰り返してきたという。

「バイブレーターを尻に刺したりした」

「部下を殴ったり蹴り上げたりするのは、日常茶飯事でした。競馬などのギャンブルも好きで大酒飲み。酔っ払うと部下を深夜に呼び出し、家まで車で送らせていました」
機動隊の小隊長を務めていた07年には、隊員の訓練期間中に“暴行事件”を引き起こしていた。 「宿舎で酒を飲んでいたのですが、機嫌が悪かった加藤さんは若手隊員の余興がつまらなかったことに腹を立てた。
一発芸のために用意された蝋燭を垂らしたり、バイブレーターを尻に刺したりしたのです」(同前)  
翌年、耐えかねた若手隊員らは上司に直訴したが、 「洞爺湖サミットが近かったため、不祥事が公になるのを恐れた県警は加藤さんを『所属長注意』としただけでした」

 県警本部に確認すると、 「頂いたご質問にはお答えできません」  
前出の県警関係者が語る。 「問題のある人物にもかかわらず、県警は彼を放置し続けてきた。その結果、
今回の事件が起きてしまったと思えてなりません」 “一片の悔いなし”とは、とても言えまい。