長崎県 新型コロナ432人感染確認 3人死亡
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220216/5030014126.html

県内では16日、合わせて432人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されました。
また、長崎市はおよそ2週間前、濃厚接触者で症状があり医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「疑似症患者」として147人を発表しました。
このほか、県内で治療・療養中だった合わせて3人の感染者が死亡しました。

県などは16日、県内で合わせて432人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
一日の新規感染者数は先週の水曜日より53人減っています。
自治体別では長崎市で204人、佐世保市で55人、諫早市で54人、大村市で31人、雲仙市で23人、時津町で12人、長与町で11人、島原市で9人、松浦市、南島原市でそれぞれ6人、平戸市、壱岐市でそれぞれ5人、佐々町で4人、川棚町で3人、波佐見町で2人、五島市、西海市でそれぞれ1人となっています。
このほか、長崎市は先月27日から30日にかけて濃厚接触者で症状があり医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「疑似症患者」として147人を新たに発表しました。
16日もクラスターの発生が相次ぎました。
長崎市の高齢者福祉施設では職員と利用者、合わせて13人の感染が確認され、民間児童福祉施設では合わせて6人の感染が確認され、時津町の清水病院ではこれまでに職員と患者、合わせて16人の感染が確認され、松浦市の保育園ではこれまでに職員と園児、合わせて10人の感染が確認され、それぞれ新たな感染者の集団=クラスターが発生したと認定されました。
すでにクラスターの発生が発表された長崎市の医療機関では、患者30人の感染が新たに確認されました。
長崎県内で感染が確認されたのは、長崎港に停泊していたクルーズ船の乗組員を除いて延べ2万1966人となりました。
また、県内では佐世保市で治療中だった80代の男女2人、大村市で療養中だった78歳の女性1人の合わせて3人が死亡したと発表されました。
県内では、今月に入り死亡した感染者は20人に上ります。
また、県内でこれまでに死亡した感染者は95人になりました。

【医療提供体制】
医療提供体制の状況です。
県によりますと、14日午後7時時点で県が緊急時に備えて新型コロナウイルスの感染者のために確保している最大の病床数568床に対して、225床が埋まり、県全体の病床使用率は39.6%となっています。
このうち、感染が深刻な「佐世保・県北」医療圏では57.5%となっています。
また、568床のうち重症者のために確保している最大の病床数は40床あり、14日午後7時時点で県内の重症者は1人です。
アメリカ軍佐世保基地は、基地関係者1人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと16日発表しました。
佐世保基地の関係者で感染が確認されたのは、延べ678人となっています。