東京都青梅市は15日、2022年度予算案を発表し、同市への移住・定住促進策費用として7700万円を計上した。
22年度中に移住・定住専用の玄関サイトを設けるほか、市内の民泊施設を使って移住体験をしてもらう。
自然豊かで都心にもアクセスしやすい立地をPRして、人口減に歯止めを掛ける。

PR機能の強化では玄関サイトのほか、既に移住した人の体験談を集めたガイドブックをつくり、全国各地への移住相談施設、
ふるさと回帰支援センター(東京・千代田)などで配布する。御岳山をはじめとした市内の観光スポットに、来客の多い時期に
臨時の相談窓口も置き、相談体制も充実させる。

移住体験では民泊施設に宿泊する移住希望者に施設のホストが市内の魅力を直接伝える機会を設ける。
移住・定住を決めた人への支援では、新婚夫婦の市内への転居時に、住宅の購入や改修、引っ越しの費用を最大30万円補助する。

青梅市は12年以降人口減少傾向が続いている。浜中啓一市長は移住・定住促進策について「山や川などの自然の宝庫ということだけでなく、
子育てのしやすさなどもアピールしたい」と説明した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC157QX0V10C22A2000000/