小泉首相が訪朝
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小泉純一郎首相が北朝鮮による核開発問題などの解決を目指し、歴代首相として初めて訪朝し、金正日総書記と首脳会談を行いました。

 北朝鮮は、日本政府が拉致被害者と認定していた横田めぐみさん、田口八重子さん、市川修一さん、増元るみ子さん、原敕晁さん、有本恵子さんと、認定外だった松木薫さん、石岡亨さんの計8人の死亡を主張。一方、地村保志さん、(浜本)富貴恵さん夫妻と、蓮池薫さん、奥土祐木子さんに加え、日本政府が把握していなかった曽我ひとみさんの計5人の生存を伝えました。

 金総書記は国家の関与を認めて謝罪し、両首脳は、国交正常化後の日本からの経済援助などを約束した「日朝平壌宣言」に署名しました。

 5人は10月15日に「一時帰国」します。この時、5人を再び北朝鮮に戻さないよう尽力したのが、安倍晋三官房副長官(現首相)でした。死亡とされた被害者についても、理由や証拠に虚偽が多く、日本政府はさらなる調査と正確な情報提供を求め、日朝平壌宣言は空文化しています。