来月、2年ぶりに予定されている東京マラソンは、新型コロナウイルスの検査を事前に受けてもらったうえで一般ランナーも含めて開催する方向です。
ただ、主催する財団は今後の感染状況などによって、当日の朝まで、中止する可能性を残していると説明しています。

東京マラソンは、去年、感染拡大の影響でいったんは開催を半年余り遅らせて準備を進めましたが、再び緊急事態宣言が出るなどしたため事実上、中止となっていました。

ことしは来月6日に2年ぶりに予定されています。

主催する「東京マラソン財団」は18日、理事会を開き、一般ランナーも含めて開催する方針を確認しました。

財団によりますと感染対策として、▽ランナー全員に事前に検査をうけて陰性を証明してもらうほか、▽ほかのランナーと1メートル以上の間隔をとって走ることなどを求めるということです。

一方、大会にはすでに2万5000人の一般ランナーがエントリーしていますが、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者には、参加の見送りをお願いする予定だということです。

そのうえで、今後の感染状況などによっては当日の朝まで、中止する可能性を残していると説明しています。

「東京マラソン財団」の武田文彦 事務局長は「日本陸上競技連盟のガイダンスの人数制限もクリアしており、専門家の意見を聴きながら対策を十分積み重ねてきた。しっかり対策を実践できるように、大会に向けて準備していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220218/k10013491361000.html