>>408 ミンスク2つづき

> 11.ウクライナにおいて憲法改革を行い、地方分権化(ドネツク州及び
> ルガンスク州の個別の地域の指導者との間で合意した当該地域の特殊性を
> 考慮すること)をその核心とする新憲法を2015年末までに施行すること。
> また、註1に示す方法に従い、ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域の特別な
> 地位に関する恒久的な法律を2015年末までに採択すること(註を参照)。
>
> 12.地方選挙に関する問題は、ウクライナの法律「ドネツク州及びルガンスク州の
> 個別の地域における地方自治に関する臨時の手順について」に基づき、三者協議の
> 枠内でドネツク州及びルガンスク州の個別の地域の代表者と協議し、合意すること。
> 選挙はOSCEの基準を遵守し、OSCE民主組織・人権局の監視の下で実施される。
>
> 13.ミンスク合意の各側面の履行に関する作業グループの設立を含め、三者協議グループの
> 活動を活発化させること。これらは三者協議グループの構成を反映するものとする。
>
>註
> 法律「ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域における地方自治に関する臨時の
> 手順について」には、以下に掲げる施策が含まれることとする。
>
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域で発生した事態に関係した人物を処罰、
> 訴追及び差別しないこと。
> ・言語を自ら選択する権利
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域において検察機関の長及び裁判所の長を
> 任命する際、当該地域の自治組織が参加すること。
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域において、経済的、社会的及び文化的な
> 発展に関する合意を、行政府中央機関が当該地域の自治組織との間で結ぶ権限を
> 有すること。
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域の社会的及び経済的発展に対して国家が
> 支援を提供すること。
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域において、政府の中央機関とロシア連邦の諸
> 地域とが国境を越えた協力を行うこと。
> ・ドネツク州及びルガンスク州の個別の地域における公共秩序を維持するため、各地域の
> 議会の決議によって人民警察部隊を創設すること。
> ・今後の選挙で選出され、又はこれらの法律に従ってウクライナ最高会議が任命する各地域の
> 議会議員及び上級公務員の権限が任期前に停止されないこと。
>
> この文書には以下の三者協議グループ参加者が署名した。
>
> ハイジ・タリヤヴィーニ大使
> ウクライナ第2代大統領L.D.クチマ
> ロシア連邦駐ウクライナ大使M.Iu.ズラーボフ
> A.V.ザハルチェンコ
> I.V.プロトニツキー