そして、大邱、釜山、忠清、仁川など全国でスクールMeToo集会が開かれました。
学内性暴力の告発は学校の垣根を越えて、世界へ広がっていきました。スクールMeToo集会を準備していた告発者と活動家たちは、
国連・子どもの権利委員会にスクールMeToo運動を知らせる報告書を送りました。その結果、2019年10月、国連はスクールMeToo告発者を支持する勧告案を韓国政府に提示しました。
教室の中から始まった私たちの物語は、いつの間にか世界的な支持を受ける運動へと広がっていました。
スクールMeTooの告発を受け、韓国政府はオンライン申告センターを開設し、相談員を増員するなど、様々な対策を発表しました。
その結果、教育部と市道教育庁(訳注:国と地方の教育行政機関)でジェンダー平等関連部署が新設され、オンライン申告センターが運営されることになりました。
学内性暴力の問題は、学校の日常的な差別とつながっているため、日常の嫌悪発言を制裁できるガイドライン、教科課程における性差別モニタリングなど、
学内に性平等文化を定着させる対策が必要です。しかし、これまで政府の対策は、「事案処理」のための形式的手続きにとどまり、
性暴力を起こす抑圧的な学校の文化や日常的な差別構造を変えることにまでは、つながりませんでした。
2021年2月19日、スクールMeToo運動が始まった容華(ヨンファ)女子高校の加害教師に対し、1年6カ月の有罪判決が出されました。学内性暴力が告発されてから3年後のことです。
スクールMeToo運動以降、告発者が経験しなければならなかった二次被害と司法手続きの過程での困難は、それ自体がスクールMeToo以降の課題を示しています。
2019年6月、スクールMeTooをきっかけに、青少年フェミニスト・ネットワーク「ウィティ」が創立されました。
私たちは一人の勇気ある話を超えて、より多くの青少年が話すことができ、青少年の声が聞ける世の中に向かって進もうとしています。
今この瞬間にも学校と家庭、それぞれの日常で声を出している世界中の青少年フェミニストに、支持と連帯のあいさつを送ります。私たちの声が続いていき、会ってつながれることを希望しています。
https://note.com/otsukishoten/n/n675adb0d7031
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自民、子ども第三者機関で紛糾 保守系「左派政策」と批判
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020401100&g=pol
城内実氏が同制度について「個人を大事にし、それを拘束するものは悪であるというマルクス主義思想があり、制度を作ったらそういう人たちばっかりだったみたいなことになる」と主張。
山谷えり子元拉致問題担当相は「左派の考え方だ。恣意(しい)的運用や暴走の心配があり、誤った子ども中心主義にならないか」