障害者がクレーン操作「危険はない?」 驚く人へ、専務は聞き返した:朝日新聞デジタル
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厚生労働省が障害者雇用促進法に基づき2020年4月にスタートした「障害者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度」で、福岡県大野城市の株式会社「障がい者つくし更生会」(山北秀男社長)が県内初の認定企業に選ばれた。職場を訪ねると、ハンデがあっても健常者なみに働けるようにと、工夫をこらした取り組みがあった。

つくし更生会は1984年、障害者が自ら雇用を創造・開拓して自立を図ろうと設立。現在、37人の社員のうち32人が障害者だ。内訳は知的5人、精神12人、聴覚3人、下肢8人など。うち5人が重度障害者。

春日大野城衛生施設組合から一般廃棄物処理施設の運転・管理を委託され、春日市にある春日大野城リサイクルプラザ内で、ビンや缶、ペットボトルなどの分別や破砕処理にあたっている。

「できないと決めつけず、できる仕事を見つけだす」と那波和夫専務。一般企業と同じビジネスとして成立するように、社員の技量と意識の向上に取り組んできた。

菓子作りや縫製 あえて選ばず

その実情を知ろうと、大学や…

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