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◆イケメンで子煩悩な夫の唯一の欠点

 今回お話を伺った小夜子さん(仮名・45歳)は、高2の息子と夫の3人暮らし。東京都下の閑静な住宅街に住んでいます。仲睦まじい家族に見えますが、実はここまで結婚生活を維持するのには大変な苦労があったそうです。

「主人の女癖に問題があって、何度も離婚の危機を迎えました。しかも、モテるんですよ。だから余計にたちが悪いんです……」

 小夜子さんの夫はデパートに勤務しており、甘いルックスに加えて、年齢よりも若く見えます。さらにデパート勤務でお客さんの前に出るということもあって身だしなみにも人一倍気を付けています。

 さらに、女性が多く勤務している職場ということもあって、イケメン既婚男性である小夜子さんの夫は放っておいてもモテてしまうのだとか……。

「主人も優しい性格だから断れないんでしょうね。それでいつもトラブルになっているというのに」

 女性関係にルーズなのは致命的ですが、子煩悩で誰にでも優しい夫のことを、小夜子さんは心から愛しています。

 しかし小夜子さんはそんな夫にも絶対に言えない隠し事がありました。

◆幸せな家族に隠された秘密

「実は高2の息子の本当の父親は、主人ではありません。息子の本当の父親は、主人の弟なんです。このことを知っている数少ない仲の良い友人には『まるでドラマみたいね』なんて言われます。確かにそうだな、と自分でも思いますが、これは紛れもない事実です」

 小夜子さんの夫の実弟は双子で、不慮の事故で他界してしまっているそうです。

「主人の実弟は交通事故でこの世を既に去ってしまっています。事故があったのは、私と主人が結婚してすぐのことでした……」

◆結婚式の一週間前に、一晩の過ちを犯す

「妊娠が分かった時は、ああ、やっぱりそっか、と妙に冷静な気持ちでした。中絶をして全てを無かったことにしようかと考えたこともありますが、生まれてくる命には罪はありませんから……」

 小夜子さんは伏し目がちに言います。もっとも、ピルは多くの場合、飲んだ当日から避妊効果があるわけではないので、夫の子かもしれません。でも、小夜子さんは、義弟の子だとなぜか確信しているようなのです。
 そして、夫に打ち明けるつもりもなかったといいます。

「その時、既に何度も浮気で泣かされていましたから、復讐の気持ちもあったのかもしれません。私さえ黙っていれば、このことは誰にもバレませんからね」