商船三井、自動車船で出火 ポルシェなど4千台積み漂流

商船三井は19日までに、同社が運航する自動車運搬船「フェリシティ・エース」がポルトガル沖を航行中、船内で出火したと発表した。乗組員22人は無事で、近くの島に全員避難した。消火活動が続く中、船は大西洋を漂流しているという。積み荷はポルシェを含め、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)グループの高級車など約4千台に上る。

商船三井によると、ドイツから米国に向けて航行中の現地時間16日に出火。油の流出は確認されておらず、ポルトガル海軍が派遣した巡視船が監視しているという。乗組員はポルトガルのアゾレス諸島にヘリコプターで搬送された。出火原因は分かっていない。

商船三井などは海難対策チームを設置した。広報担当者は「現地の関係当局と連携して対応に当たる」と話した。

https://www.sankei.com/article/20220219-GSKLQE4RE5KBDHWIT2SEMZHS6U/
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