長崎知事選、541票差の大激戦 初当選の大石氏「皆様の勝利」
20日に投開票された長崎県知事選は、無所属新人の大石賢吾氏(39)=維新推薦=が、4選を目指した無所属現職の中村法道氏(71)ら2人を破り初当選を果たした。大石氏を推薦した自民県連の一部が中村氏の支援に回る分裂選になったが、県政刷新を望む声にも後押しされ、中村氏と541票差という大激戦を制した。
当選確実の知らせを受けた大石氏は午後11時半過ぎ、長崎市内で支持者らと万歳三唱。「最後の最後まで分からない勝負で本当にご心労をおかけした。この勝利は世代交代、長崎県の未来を作ろうという呼びかけに共感してくれた皆様の勝利だ」とあいさつした。
自民所属の県議や、自民支持の団体の支持を中村氏と二分した選挙戦。当初は苦戦が予想されたが、昨年10月の衆院選で躍進した日本維新の会の推薦を取り付けた他、医療団体などのバックアップも受け、徐々に支持を広げていった。
歯止めのかからない人口減少への対策など、これまでの県政運営に不満を抱える有権者の受け皿となることにも成功した。
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