若者を中心に人気の短編動画共有アプリTikTokで120万人のフォロワーを持つ15歳の少女の父親が、銃を手に自宅に侵入した18歳の男を射殺する事件が起こった。NBCなど、複数の米メディアが20日(日本時間21日)までに伝えた。
米国フロリダ州に住むアバ・マジュリーさんは口パクで歌いながらダンスをする動画で人気のTikToker。
NBCの取材に応じたアバさんとその両親によると、フォロワーの一人、エリック・ロハン・ジョンソン(18)はこれまでアバさんのSNSのアカウントに数百通に及ぶメッセージを送ったり、アバさんの同級生に金を払って情報を収集。
ジョンソンの希望に応じ、2枚の自撮り写真(一部報道では代金は300ドル=約3万4500円)を売ったところ、その後は性的な写真を要求してきたという。
これら行き過ぎた行為に対し、元警官の父親はメールでやめるように警告。
しかし、男は聞き入れるどころか、昨年夏にアバさんの自宅にショットガンを持って侵入し、玄関のドアに向かって発砲し、そのまま逃走した。
母親は通報し、父親は銃を手に警察の到着を待っていたところへふたたび、ジョンソンが現れる。父親はショットガンを降ろすように説得したが、応じなかったため、「行動を起こした」と話し、正当防衛を主張した。
事件後、アバは住居を移し、学校には通わず、自宅で学習するホームスクーリングに変更。現在もTikTokへの動画投稿は継続しているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/816039b06df32647ddaf28d91728e9cc655938ad