https://mainichi.jp/articles/20220219/k00/00m/040/014000c

小学教諭が8年以上無免許運転 失効後「いけないと思っていたが」

茨城県教育委員会は18日、運転免許が失効した状態で8年以上にわたって運転を続けていたなどとして、土浦市立乙戸小学校に勤務する女性教諭(49)を同日付で停職6月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は退職の意向を示しているという。

 県教委義務教育課によると、教諭の運転免許の更新期限は2013年1月だったが、1年先だと誤認。失効に気付かず、同12月ごろに更新に行こうとした際には免許が見当たらなかったという。14年1月に警察に紛失届を提出した際に失効を知らされたものの、再発行の手続きができる期限が翌日までで、その日は始業式だったことなどから手続きを取らなかった。

14〜21年に学校側から有効期限の確認で免許証のコピーの提出を求められた際には、有効期限を偽装。家族の免許証を無断でコピーしたうえ、有効期限の部分を自身の免許証のコピーに貼り付けて複写し、提出していた。

 21年11月13日に牛久市内で一時停止義務違反で検挙された際に免許の失効を申し出たが、その後2日間は通勤などで車を使用。同17日になって学校側に申し出た。教諭は「このままではいけないと思っていたが、どうしたらいいか分からずそのままにしてしまった」などと話しているという。