ヘイトスピーチへの抗議を続ける「沖縄カウンターズ」は21日、沖縄に対するインターネット上のヘイトスピーチを紙に印刷して会場の壁面や床に貼り出し、現実の空間で可視化するイベントを那覇市の「ブックカフェ&ホールゆかるひ」で開いた。ヘイトスピーチが与える心理的な悪影響を分かりやすく表現した。

 イベントは2時間限定で、関係者のみに公開した。県のヘイトスピーチを規制する条例制定に向けた有識者検討委員会の委員全員、全県議を招待し、有識者検討委1人、県議1人が訪れた。

 空間に張り出したヘイトスピーチは約200枚。沖縄カウンターズのメンバーは「これでもほんのわずか。子どもが目にしたら、いったいどうなるのか」と述べ、ネット上にヘイトスピーチがあふれることの問題を提起した。

 また、県が制定を検討中のヘイトスピーチ条例に実効性を持たせるべきだと訴えた。 (稲福政俊、写真も)

《沖縄カウンターズが設置した、ヘイトスピーチを可視化した空間 =21日、那覇市の「ブックカフェ&ホールゆかるひ」》
https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/archives/002/202202/RS20220221G00327010100.jpg

ネット上の「沖縄ヘイト」約200枚を展示「これでもほんのわずか」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1474336.html
2022年2月22日 05:20 琉球新報