@の部分の削除を求めた理由について
この決議文をそのまま読めば、中立な立場を語っているようにも見えるが問題がある。
「G7」の中にはもちろん、ロシアはいない。
ウクライナ危機をきっかけに、
G8からロシアが外れた経緯に思いを至らせなければならない。

「G7とともに」と強調することで、
このウクライナ問題で、ロシアを敵対する勢力に位置付ける意図が透けて見える。
このパートは
日本が欧米と足並みをそろえロシアに対峙する姿勢が色濃く示されている。

そして削除提案Aについて。
「ウクライナ国境付近の情勢は国外勢力の動向によって不安定化しており」
という文章から「国外勢力の動向によって」という文言の削除を求めた。
今まず必要なのは、どの勢力が悪いか匂わせることでなはない。
この不安定化した状態を、さらに悪化させないよう求める決議が必要だからだ。

削除提案Bでは
「自国と地域の安定を望むウクライナ国民と常にともにあることを表明する」
という文章も問題だと考え、これも削除を提案した。
または、
「自国と地域の安定を望むすべての人々と常にともにある」と修正する案も用意していた。

しかし、上記@ABについて、「一文字の削除も修正もできない」という回答があり、叶わなかった。