自分もこのまま原画とコンテが描けるだけではダメでしょう!

 今後はCGや撮影も勉強しないと、アニメ監督など続けられなくなる時代が10年以内にやってくるのは間違いないでしょうから。

念のために言っておきますが「画を描かない(描けない)かたが監督をやってはいけない」とは思ってはいません、自分は。ただ「僕、監督! 君アニメーターなんだから、僕の思ったとおりに描くべきだよね! だって僕が監督なんだからさ! これ当たり前のルールだよね!」で守られる監督の立ち場はもうないと言いたいだけ。なぜなら週何十本しかアニメがなかった時代なら、制作現場もその数しかなく、さらにカメラと撮影台すら数に限りがあるわけで、その頃アニメーターになった人なら、自分じゃ画が描けない監督の言うことでも聞いたでしょう。他にパラパラマンガを作品にする手立てがなかったのですから。ところが今は、アニメの本数も制作現場も何倍もあり、そればかりか極端な話、PCがあればアニメーターなら誰でもアニメが作れます! アニメーター側からすると、何が悲しくて自分より画が下手な人の言うことを聞かなきゃならないのでしょうか? と言いたいだけ。この際だからハッキリ言います。

アニメーターは自分より巧い人の言うことしか聞きません!

http://animestyle.jp/2019/06/06/15615/