約半分が「鉛中毒」になっている、米国のイヌワシとハクトウワシの大規模調査で発覚

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2/22(火) 9:34
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ナショナル ジオグラフィック日本版
最大で3分の1が急性中毒にも、原因はシカなどに残る鉛弾、最新研究

米アラスカ州カチェマック湾の氷上で休むハクトウワシの群れ。生涯を通じて猟銃の弾薬に含まれる鉛にさらされる。(PHOTOGRAPH BY ALAN MURPHY, BIA VIA MINDEN PICTURES)

 米国に生息するハクトウワシ(Haliaeetus leucocephalus)とイヌワシ(Aquila chrysaetos)の成鳥の半数近くが慢性的な鉛中毒に陥っていることが、2月17日付けで学術誌「Science」に発表された研究で明らかになった。研究者らは38州における1210羽のワシの体内の鉛濃度を調査した。従来の研究の域を越えた、北米ではこれまでで最大の取り組みだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d86940e6bb96498ee7bcd77e3687703f8025ad42