独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は22日、子会社の高級スポーツカー大手ポルシェの株式上場を検討していると発表した。
実現すれば、企業価値は最大で850億ユーロ(約11兆円)に上るとされる。

VWの議決権の53%を握る持ち株会社のポルシェ・オートモービル・ホールディング(ポルシェSE)とVWが上場について協議しており、VWは22日の声明で「最終決定にはいたっていない」としている。

 VWは2012年にポルシェを子会社化した。
両社は、ポルシェ創業者がVW車の設計を手がけたことから、兄弟会社の関係にある。

 米ブルームバーグ通信によると、ポルシェの企業価値は600億〜850億ユーロと見積もられている。
VWは上場で得た資金で電気自動車(EV)の研究開発を加速するとみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220222-OYT1T50210/