コロナ禍で青ネギの価格下落 収穫を迎えたネギの一部廃棄も

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20220222/4060012684.html


コロナ禍で飲食店向けの需要が減り、青ネギの価格が下落していることから、山陽小野田市の農業生産法人では、収穫を迎えたネギの一部を廃棄せざるを得ない状況が続いています。

山陽小野田市の農業生産法人では、およそ5ヘクタールの農業用ハウスで1年を通じて青ネギを栽培しています。
いまの時期は、鍋物などでネギの需要が増え、例年だと卸売り価格は100グラムあたり
100円ほどですが、コロナ禍で飲食店など外食向けの需要が激減したため、20円から30円ほど下がっているということです。

この価格では、作れば作るほど損失が出る状況だということで、会社では、これ以上市場価格が下がらないよう、収穫を迎えたネギの一部を
トラクターで畑にすき込むなどして廃棄しています。
また、ことしに入って青ネギの栽培面積を40%減らし、単価の高いチンゲンサイなどを栽培していますが、野菜全体の売り上げが伸びず、今シーズンの売り上げは、前年に比べて6000万円ほど下がっているということです。

農業生産法人グリーンハウスの松村正勝会長は、「野菜の価格が下がっている一方で、原油価格の高騰で農業用資材の値段が上がっていて今後が不安だ」と話していました。