米政府が国連のミチェル・バチェレ人権高等弁務官に対し、ロシア軍がウクライナに侵攻、占領した場合に備えて「殺害または収容所に送る対象者のリストを作っている」と指摘する書簡を送っていたことが21日、明らかになった。

書簡では、ロシアによるウクライナ侵攻が、広範な人的被害を生むとする米国の「深刻な懸念」を伝えた。ロシアが過去に殺害や誘拐、身体拘束、拷問などを行ってきたとし、今回はウクライナに亡命したロシア人やベラルーシ人、ジャーナリスト、反汚職の活動家らが標的となる可能性が高いと指摘している。
米政府高官は「標的となる可能性のある人や団体に警告を発し、身を守りつつ安全な場所に移動できるように試みている」と述べた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220222-OYT1T50262/