辻元清美は“敵前逃亡”、蓮舫は社長業に? 八方ふさがりの立憲民主党はどこに向かうのか
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/02220556

昨年の衆院選で事実上敗北し、新たに泉健太代表(47)を戴いて早3カ月――。党をとりまく状況は好転するどころか、悪化の一途だ。支援組織や共闘相手との板挟みに遭い「選挙の顔」となる女性議員は“私利私欲”で……。これを八方ふさがりと言わずしてなんと言うのか。

野党をまとめるべき立場の「第1党」はいまや“敵だらけ”である。

 立憲民主党の泉健太代表が今夏の参院選で共産党との共闘を「白紙」としたことで、当の共産党の志位和夫委員長は「白紙にするという議論は成り立たない」と不満をあらわにした。

 一方で、立憲を支援するはずの連合の芳野友子会長は大の「アンチ共産党」で知られ、先の泉氏の発言にも、「白紙の意味を明確にすべきだ」と噛みついた。

 昨年12月に船出した「泉体制」の羅針盤はどっちつかずの方角を指すばかりで、孤立を深めているのだ。

「今の執行部はいわば素人集団です。幹事長も選対委員長も選挙の陣頭指揮をとったことがないし、国会でも劣勢を強いられています」

とは野党担当記者。

「通常国会で与野党が闘うのはまず予算です。野党国対は衆議院の審議でいかに3月まで持ち込ませるかが勝負です。しかし、いまの国対は自民党にいいようにやられていて、予算案は2月20日過ぎにも衆院を通過してしまいそう。与野党バトルをまったく演出できていないのです」