真理子さんの祖父は、小畑信良 元陸軍少将。
祖父は最後の最後まで帰国できず、11年にわたって抑留され続けました。なぜなのか。
旧日本軍が連合軍の拠点だったインド・インパールの攻略を目指した「インパール作戦」について「無謀な作戦だ」と訴え、中止を進言したとして知られる人物です。
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なぜソ連側は長期の抑留を強いたのか。加藤准教授は小畑にはソ連側から特に関心を持たれる事情があったと指摘しました。
それは、小畑が満州でついていた役職です。インパール作戦に異を唱えて満州に異動した際に就いたのは、奉天の「特務機関長」というポジションでした。
加藤聖文 准教授
「戦争の本質は国家と国家の戦いで、個々人の意思や主体性は全く関係がなくなってしまう。
国家の論理の中で戦犯にされ、長期間抑留され、気付かないうちに外交カードとして使われて、最後に帰国できることも本人の意思と関係なく決まる。
戦争が現実に起こると、個人の意思なんてゼロに近いという現実を、小畑の人生やこの記録は示してくれると思います。
社会で十分共有できる、記憶を共有できる貴重な資料だと思うので、ぜひちゃんとした形で残していただきたいと思います」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220202/k10013461121000.html
花柳病の発生率は平時と戦時とでは16.0%〜40.0％と違うという米国の統計があるが、
シベリア出兵時の花柳病は統計にあがるのは重症で軽傷者を含めると5〜7倍と言っているものもいる。
日本軍は常に少数兵力で2〜3割多い敵と戦うことが要求されていたので病気で動けない兵の増加は戦力の激減につながり、これを防がねばならなかった。
https://www.azusashoin.com/e-book/ianfu/pageindices/index19.html#page=19
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旧日本軍製奴隷制度の誕生へ
