「乗務員のミスで運行遅れなら賃金カット」、JR西が長年の運用を見直しへ
2022/02/23 18:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220223-OYT1T50110/

JR西日本は3月から、乗務員のミスで運行の遅れなどが出た場合に、その時間分の賃金をカットしてきた長年の運用を見直すことを決めた。

人為ミスは処分やマイナス評価の対象からも外す。故意のものについてはこれまで通りとする。

賃金カットを巡っては、同社岡山支社の男性運転士が、列車の到着を待つホームを間違えたためにカットされた1分間分の未払い賃金56円のほか、
慰謝料など約220万円の支払いを同社に求め、岡山地裁に提訴。

訴訟で同社側は、遅刻や欠勤による賃金カットと同様に「ノーワーク・ノーペイの原則」を適用したと主張している。

関係者によると、同社は21日、未払い分の賃金を支払うとした和解案を提案したという。
同社は「運用の見直しは以前から検討していたもので、訴訟との関連はない」としている。