米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設に伴う潜水艦開発計画の破棄を巡る問題で、フランス外務省は22日に改定した「インド太平洋戦略」で、オーストラリアをインド太平洋戦略上の「パートナー国」から、その他の2国間パートナー国に格下げした。
関係悪化が原因。 オーストラリアに代わり、日本をインドに次ぐ戦略上のパートナー国として明記した。
改定版によると、オーストラリアとはAUKUSを巡る問題が生じたとし、今後は「ケース・バイ・ケース」で2国間関係を継続するとした。
今年前半の欧州連合(EU)の議長国を務めるフランスは22日、EUとインド太平洋地域との関係強化を目指す閣僚会合をパリで開いた。2018年にEUに先駆けてインド太平洋戦略を打ち出したフランスは、閣僚会合の開催に合わせて自国の戦略を改定した。
18年以来、インドと並ぶ最重要パートナー国としてオーストラリアを位置付けていた。

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