AI活用・サイバー防衛で専門家募集 防衛省

防衛省は28日、人工知能(AI)とサイバー防衛の技術を高めるため専門人材の募集を始めた。兼業可能の非常勤職員として採用する。
防衛分野のデータ分析や装備品開発でのAIの活用、自衛隊の業務システムの防護策づくりなどを担う。

AIは「AI・データ分析官」の名称で1人を募る。無人機など次世代技術の研究開発を急ぐ。データサイエンスの技能を持つ人材を想定する。
3月25日に募集を締め切り、選考を経て5月から勤務してもらう。
2021年にも募集したが採用にいたらなかった。今回決まれば初めての就任となる。

サイバー防衛は「サイバーセキュリティ統括アドバイザー」として若干名を採る。21年に採用した非常勤職員が3月末に期限を迎える。2月16日まで申し込みを受け付ける。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA287TS0Y2A120C2000000/

自衛隊に「サイバー防衛隊」 防衛力強化へ22年に編成、防衛省も高額報酬で人材確保へ

◆年収2000万円「サイバーセキュリティー統括アドバイザー」
防衛省は25日まで、2021年度に新たに設ける「サイバーセキュリティー統括アドバイザー」を公募している。
統括アドバイザーは非常勤職員ながら、専門性を考慮して年収は最大2000万円程度。防衛次官並みだ。
岸信夫防衛相は2日の記者会見で「高度化するサイバー領域の脅威に対応するため、高度な知識がある人材を採用し、研究、助言をしてもらう」と述べた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/98966