戦争の記憶 芋づる食べ、命つないだ 満州で生まれ、引き揚げた 大阪・丹生幸美さん(90) /徳島

満州(中国東北部)の今の本渓市で1931年、商店経営の一家の長女として生まれた。
内地に比べ恵まれた生活だった。44年に女学校に入ると勉強より勤労奉仕の時間が増え、
農作業をしたり校庭に防空壕(ごう)を掘ったりした。日本の勝利を疑わなかったが45年8月、敗戦で悔しくて泣いた。

https://mainichi.jp/articles/20220224/ddl/k36/040/223000c