ロシアが攻撃 神戸市ではウクライナの人材確保に見通し立たず|NHK 兵庫県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220224/2020017244.html
ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻で情勢が一層緊迫化する中、IT産業が急成長するウクライナに注目し、優秀な人材の確保を目指してきた神戸市からは事態のさらなる悪化を懸念し、一刻も早い収束を望む声が上がっています。
神戸市は、IT産業が急成長し、「東欧のシリコンバレー」とも呼ばれるウクライナに注目し、大使館などと合同で現地と地元企業を結ぶオンラインセミナーを開催するなど優秀な人材確保に向けた取り組みを進めてきました。
新年度からは、市内の大学に入学するウクライナの学生に卒業後も地元の企業に就職してもらおうとインターンシップを支援する事業を始める予定でしたが、学生の来日も見通しがたたなくなり、計画を一時、中断しています。
神戸市国際課の出口幸治 担当課長は、「状況が刻々と変わり見通しを立てにくい。これまでやりとりをしてきた現地の人もいるので、無事を祈るしかない」と話していました。
神戸市の職員でウクライナ出身のルチュク・レオさんは、「全く予想できなかった事態だ。両親が現地で暮らしていて、心配の度合いが増している。事態が一刻も早く収束してほしい。収まればこれまで築いてきた神戸市との関係を発展させていきたい」と話していました。