ロシアのウクライナ侵攻に対して西側諸国が協調して対応する中、欧州連合(EU)が、世界中の何千もの金融機関を結ぶ安全性の高い決済ネットワークであるSWIFTからロシアを切り離すという物議を醸す措置を取る可能性が現実味を帯びてきたようである。

ロシアがSWIFTから排除されれば、金融機関による国内外への送金はほぼ不可能になる。これは、海外に顧客を持つロシア企業に深刻な影響を与え、同国の経済に実害を及ぼす可能性がある。
しかし、EU諸国はこの措置をとるかどうかで意見が割れている。EUの上級情報筋がCNNに語ったところによると、加盟国の間では、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアのように、今日この後発表される制裁措置の一環としてSWIFTを望む国と、ドイツ、イタリア、ハンガリー、キプロスのように、ロシアと経済的に強いつながりがあるため、SWIFTが新しい制裁に含まれてほしくない国との間で分裂しているとのことだ。

EUのある上級外交官は、「会話が行われている」と述べたが、経済的な利益が議論に勝ち、ブリュッセルはロシアをSWIFTから切り離すことはないだろうというのが「ありそうな」見方だ。

https://edition.cnn.com/europe/live-news/ukraine-russia-news-02-24-22-intl/h_4f43d43b2b498447fc984f9a20526a18