米シェブロン、岩谷産業と加州３０カ所で水素ステーション設置へ ２６年までに
【ニューヨーク時事】米石油大手シェブロンは２４日、岩谷産業とともに、
２０２６年までに米カリフォルニア州の３０カ所で水素ステーションを設置すると明らかにした。
脱炭素化社会構築に向けた取り組みの一環。エネルギー会社は環境保護団体などから気候変動対策を強化するよう求められている。
水素ステーションは燃料電池車の燃料である水素を補給する場所。岩谷産業のウェブサイトによると、
同社は日本で初めて商用水素ステーションを開設しており、それ以降、都市部など各地で設置を進めている。
両社それぞれの子会社「シェブロンＵＳＡ」と「岩谷コーポレーション・オブ・アメリカ（ＩＣＡ）」の発表によれば、
双方は水素ステーションの共同開発・建設で合意。カリフォルニア州のシェブロンの小売店での建設に向け、同社が資金を拠出する。
当初は普通乗用車向けに供給するが、長期的には大型車にも対応できる柔軟性を持たせる方針。
岩谷産業は施設の運営・保守や水素供給などを手掛ける。
ＩＣＡのジョセフ・カペロ会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は「岩谷産業とシェブロンの広範囲に
及ぶ協力関係は輸送の脱炭素化を支援するという共通の構想と積極的な取り組みを示すものだ」と強調した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022022500347&;g=int
