富士河口湖町のキャンプ場の計画に住民が反発 住民は反対署名を町に提出 山梨(UTYテレビ山梨)
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山梨県富士河口湖町で新たなキャンプ場の計画に住民が反対しています。
法的に問題ないとされている計画に住民が反対する理由とは。
目の前に富士山を望む富士河口湖町の高台。
住宅地の近くにあるこの斜面では東京都内の会社がキャンプ場を作るため1月から木の伐採を始めました。
住民が反対する理由として、住民グループの共同代表石垣健司さんは「ここは「土砂災害特別警戒区域」になっている。特別危険だという場所にわざわざキャンプ場を建てる必要はないのではないか」と話しています。
計画地の一部が特に被害が発生する危険が高いとして、県の土砂災害特別警戒区域に指定されているのです。
住民は計画の中止を求める約2900人分の署名を町に提出。
会社の説明会への参加を拒否するなど対立は激しくなっています。
土砂災害特別警戒区域では住宅など建築物の建設が規制されます。
また富士河口湖町では1000平方メートルを超える開発に対して町長の同意を求める条例があります。
しかしキャンプ場は建築物に該当せず規制の対象外でこのキャンプ場は1000平方メートル未満です。
このため県や町はキャンプ場の建設は法律的に問題はないという見解です。
業者側は急傾斜地では工事をしない予定としていて「今後も住民の皆さんにご理解をいただけるよう適切に対応していきたい」コメントとしています。
地域防災に詳しい山梨大学の鈴木猛康教授は「樹木の伐採で保水力や土砂崩れに対するストッパーが失われ災害の被害が拡大する恐れがある。行政は開発を規制する仕組みを検討すべき」としています。
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