「介護の質が低すぎる」と強い口調で

 筆者が代表理事を務める日本ハラスメント協会に相談があった介護職員ならではのダブルハラスメント被害に遭ったケースを紹介します。

 ある訪問介護サービスで働く女性にれば、最初の頃は何も言わなかったのに、入浴介助をしている時に「旦那とは月にどれくらいするの?」
などプライベートに関する質問をしてくる利用者の男性がいたそうです。徐々にその回数も増えてきましたが、それでも何とか笑顔で質問を
流していたら、ある日突然「ここ触って」と陰部を触るように指示されてビックリ。

 利用者の男性は自分で陰部も洗える介護状態のため、丁寧に断ると「そんなこともできないのか?」「おまえに仕事があるのは俺のおかげだ」
「介護の質が低すぎる」などと強い口調でパワハラ発言されたということです。セクハラからパワハラに変化するケースは一般的によくあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/927437ed2301f78d6298947ea696bd644226dddd?page=2