発達障害の可能性…小学校で7.7%、中学校で4.0%
調査では結果としてはっきりと出てきていませんが、昨今、不登校の要因のひとつとして考えられるようになっているのが「発達障害」です。発達障害は、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害」と発達障害支援法で定められているもので、その他とは厚生労働省の省令で定められている、吃音やトゥレット症候群、選択性緘黙が含まれるとされています。

発達障害の可能性があるといわれているのは、小学校で7.7%、中学校で4.0%(文部科学省『障害児通所支援の在り方に関する検討会』第1回資料)。それほど珍しいことではありません。しかし診断がされずに、「周りとは少し変わった子」というまま、環境に馴染めなかったり、ときにはいじめにあったりして、不登校になるケースがあるといいます。

親としても「発達障害」と診断されることに不安を覚え、医師の診断を受けずにいるケースが多いといいます。発達障害は適切な支援を行い、子どもの特性に合わせて得意なことを伸ばし、苦手なことを補うことで、生活をするうえで支障は少なくなります。我が子が発達障害と受け入れることは覚悟のいることですが、少しでも「生きづらさ」を低減させるためにも、まずは相談しやすいところに尋ねてみてはどうでしょうか。https://news.livedoor.com/article/detail/21744893/