「あさま山荘事件」50年 殉職警察官の慰霊式 長野 軽井沢町
2022年2月28日 12時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220228/K10013504951_2202281214_2202281237_01_02.jpg
連合赤軍が長野県軽井沢町の保養施設に立てこもった「あさま山荘事件」の人質救出から50年となる28日、
現場の近くにある顕彰碑では事件で殉職した警察官の慰霊式が行われ、参列者が花を手向けるなどして死を悼みました。
「あさま山荘事件」は50年前の昭和47年2月19日、連合赤軍のメンバー5人が楽器会社の保養施設だった
軽井沢町の「あさま山荘」に管理人の妻を人質にとって10日間立てこもり、最後は、長野県警や警視庁の機動隊員らが突入して人質を救出しました。
救出に際し、警視庁警備部に所属していた第2機動隊の内田尚孝隊長と特科車両隊の高見繁光隊員らが亡くなり、
救出から50年となる28日、現場近くに2人をしのんで建てられた「治安の礎」という碑の前で慰霊式が行われました。
参列した長野県警や警視庁の警察官らは黙とうをささげたあと、石碑に花を手向けて2人の死を悼んでいました。
当時、クレーン車で鉄球を操縦するなどして警察の突入に協力した白田弘行さんは「『銃口が向いてるよ』と声をかけた直後に内田さんは撃たれてしまった。
理不尽で許せない事件で、命日には必ずこの石碑のところに来ている」と話していました。
軽井沢警察署の柏木隆署長は「2人の使命感を忘れずに、職務にあたっていきたい」と述べていました。
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