【2月28日 CGTN Japanese】中国の次世代キャリアロケット「長征8号遥2」の飛行試験が27日午前11時6分、中国文昌宇宙発射場で実施されました。ロケットは正常に飛行し、試験は無事に成功しました。

 長征8号は中国が自主的に開発した中型運搬ロケットです。一発のロケットに多数の衛星を打ち上げるミッションを達成するため、ロケット先端部のノーズコーンを新しいものに変えました。
今回の打ち上げは、この構造を用いた初飛行試験となりました。ロケットには無毒、無汚染の噴射剤が採用され、全長約48メートルのロケットは、太陽同期軌道では3トンの輸送能力を持ちます。

 今回の飛行試験では、海南1号01と02星、大運号(星時代-17)衛星など、22の商業衛星が搭載され、主に対地観測、低軌道のモノのインターネット(IoT)通信、空間科学試験に用いられ、
資源調査、IoTの分散端末からのデータ収集、軌道上科学試験と技術検証、海南省や環省海域における船の情報収集処理などのサービスを提供します。

 長征8号ロケットはミッションへの適応性が高く、能力のカバー範囲が広く、政府と商業ユーザーなどの多数の主体の需要に合わせて、低地球周回軌道や太陽同期軌道への一個の中型荷重衛星の打ち上げ、中小型荷重衛星のネットワーク構成を担うことが可能です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
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